親子（面会）交流をはじめる父母への親ガイダンス

はじめに

本ガイダンスは、親子（面会）交流を利用する前後に、父母が無理なく子どものために交流を継続できるようサポートすることを目的としています。ボヌールシップの利用前や利用していない方も受講可能のオンライン講座です。

親子交流は、こどもの健やかな成長にとって大切な営みであり、父母の関係性がどうであっても、こどもにとって「親」であることは変わりません。しかしながら乳幼児期に離れて長い期間会っていない親と会うことは、時にこどもにも負荷がかかることがあります。父母はこどもの気持ちを考えながら時には緩やかなステップを踏みつつ、親子の信頼関係と絆の再構築に協力することが必要になります。

このガイダンスでは、親子交流の重要性を理解し、父母が争いを避けつつ、こどもが安心して交流を続けるための工夫を一緒に学んでいきます。離れて暮らす親の子どもへの声かけや対応例など、これまでこどもへの声かけや接し方を習ってこなかった、又は習う機会を得られなかった別居親も学べる機会となります。離れて暮らす親だからこそ、「安心」「応援」「受容」「信頼」の言葉が子どもの記憶に残りやすく、有効です。小さなやりとりの積み重ねで、親子の信頼関係を強くしていくことや楽しい時間を過ごすことが、こどもの不安を取り除き長期的にみて持続可能な関係を築くことに重要です。

☆は別居親のみ　★は同居親のみのカリキュラム。

第1章 親子交流の基本理念

• 1-1 面会（親子）交流とは
• 1-2 親子交流がこどもに与える効果
• 1-3 交流を継続するための基本姿勢

第2章 父母間の関わり方

• 2-1 相手との適切な距離の取り方
• 2-2 父母の信頼関係を再構築する工夫
• 2-3 こどもに葛藤を背負わせないための配慮

第3章 親子の関係づくり

• 3-1 離れて暮らす親子の信頼関係と絆の築き方／現状あしもとのチェックシート（過去の育児経験やワンオペ外出経験ありなしなど） ☆
• 3-2 こどもの心のケア（父母・第三者機関の協力など包括支援）
• 3-3 アンガーマネジメントと感情コントロール

第4章 子どもへの関わり（年齢別・タイプ別）☆

• 4-1 乳幼児期の接し方（保育・療育の視点）
• 4-2 学童期・思春期の接し方
• 4-3 障がいのあるお子さんへの配慮と対応

第5章 離れて暮らす親のこどもへの接し方☆

• 5-1 子どもへの声かけ例や対応のコツ
  • 「受け止める」と「言いなり」の違い
  • リフレーミング
  • 自己肯定感を高める接し方の具体例（否定しない躾や注意の方法）
  • 安全管理や衛生管理（不審者、トイレ、事故予防、感染予防、持病）
• 5-2 「こんなときどうする？」困ったときの対応事例（おもちゃの貸し借り、兄弟けんかの仲裁、帰りたくないと言った時、など）

第6章 一緒に暮らす親のこどもへの接し方★

• 6-1 交流に送り出す工夫、見守る工夫
• 6-2 申し送りや持ち物
• 6-3 子どもの気持ちに寄り添う姿勢

第7章 交流の実践アイデア☆

• 7-1 親子交流遊び・あそび場の工夫事例紹介
• 7-2 間接交流（手紙・写真・動画など）の工夫
• 7-3 オンライン交流の工夫（年齢別アイデア集）

第8章 まとめ・質疑応答

• 8-1 振り返りと交流継続に向けたポイント整理
• 8-2 参加者からの質問と意見交換
• 8-3 今後のサポートや相談先の案内

【費用】集合ガイダンス（画面オフ可能）の場合の料金

※日程や個別の問い合わせはご連絡ください

• 別居親対象ガイダンス　90分　3,500円（3,850円税込）
• 同居親対象ガイダンス　60分　2,500円（2,750円税込）

※原則事前振込となります。2日前0時から半額、当日0時からは全額キャンセル料が発生いたします。予めご了承ください

【問い合わせ申込先】

株式会社Bonheur　info@la-bonheur.co.jp

→BonheurShip公式LINEに登録いただき、お名前と親ガイダンス希望とご申告ください。申込フォームを送ります。
参加締め切り：開催日の前日17:00